解体工事が終わり、躯体が見える状況です。
お客様より、金物が当時無いからつけて欲しいと
言われました。
床はめくらないのです。
地震について敏感なようです!
当たり前ですよね!
話が脱線しますが・・・。
悪徳リフォーム
金物を付けるだけでは強くならない の話です。え?????
「あなたの家の耐震性を高めます。」
といって屋根裏を見て、
耐震性が弱い。
補強をしましょうとといって
小屋裏の柱や梁に金物を付ける工事を
奨める工事が横行しています。
あなたの住まいが昭和53年以前の
建物であれば、
単に金物を補強しただけでは耐震性は全く向上しません。
また、昭和54年以降の建物でも、
1階の柱と筋交い、あるいは土台や梁とを適切な
金物で補強しない限り、
耐震性の向上は望めません。
このような宣伝や勧誘は、
素人の無知につけ込む悪質商法以外の何者でもありません。
と まぁ辛口な話になってしまいますのですが、
ただいま、お客様にご理解を頂くために
資料作りを4時間程かけてつくりました。
いろいろな資料を見たり、ネットで探したりと。
本格的に耐震を考えておられるのか、
単に気休めなのかが不明なので
明日じっくりとお話をします。
個人的には、やるのであればちゃんと
合理にかなった仕様にしたいと考えています。
建築屋であると、構造計算や、建物を解体したり、
建築雑誌を見ると、建物のもろさって言うのが
よくわかります。
地震の実験とかを見ると、なるほどって
思えるのです。
単に、小さい物が大きくなったと仮定してください。
建物は地震に強いか弱いかを点数で表せるのです。
震度7に対応
震度6に対応
震度5に対応
だれもが 震度7に対応して欲しい。
又 7じゃ不安 8でも対応って
言う人もいるかもしれません。
こういう話を真面目に話すと
多分 余計に心配されるのではないかと
ヒヤヒヤしているのですが・・・。
今まで手がけてきた物件は、
壁が無い箇所は筋交いを入れたり、
合板を張ったりいろいろと、強度を増してきました。
筋交いを入れるとモチロン金物を使用し、
合板を張ると適切な釘を適正な間隔で
止めます。
話が難しいですね・・・。