屋根修理という仕事は、外から見ると地味に思われがちかもしれません。
けれど実際に手を動かしてみると、その一枚一枚に家の歴史と暮らしが詰まっていることを強く感じます。
今回の修理は、長年風雨にさらされ続けた瓦のズレとひび割れの補修。
最初に屋根へ上がった瞬間、足元から伝わる感触で「相当頑張ってきた屋根だな」と率直に思いました。
割れてしまった瓦を一枚ずつ外し、下地の状態を確認しながら慎重に整えていきます。
作業中、ふと屋根の上から景色を眺めると、この家を何年も守ってきた場所に今自分が立っていることに気づき、自然と背筋が伸びました。
瓦はただの建材ではなく、住む人の安心を支える大切な存在なのだと改めて感じます。
補修が進むにつれ、屋根の表情も少しずつ落ち着いていきました。
ズレていた部分が整い、美しい流れが戻ると、何とも言えない達成感があります😊
まるで屋根自身が「ありがとう」と言ってくれているような、そんな不思議な気持ちになりました。
屋根修理は、決して派手な仕事ではありません。
けれど、見えない場所で家を守り続ける大切な役割です。
今回の作業を通して、「家を大切にするとはどういうことか」を改めて考える時間にもなりました。
親切丁寧・北川工務店 彦根~

